下北沢らしさを宿す、天井の高い「倉庫型」稽古場

劇中の劇団「アルバトロス」稽古場外観

劇団「アルバトロス」の稽古場の美術セットは、物語の舞台である東京・下北沢の空気感と、舞台人たちの現実を映し出す象徴的な空間だ。

稽古場外観のロケ地選定にあたり、美術デザイナーチーフの渡邉由利さんが重視したのは空間の高さと質感だった。「もともと、天井が高い室内の稽古場にしたいという思いがあり、倉庫のような場所を希望していました」。教会など複数の候補を検討した上で、室内セットのプランとの整合性を踏まえ、現在のロケ地に決定したという。

外観のシャッターに描かれたアートは監督の発案だが、実際の下北沢に多く見られるシャッターアートを意識し、街との地続き感も演出した。「下北沢っぽさも加味され、アイコニックな外観になっています」と渡邉さんは話す。