今年度で閉校する五所川原市の県立金木高校の生徒たちが、地元出身の作家、太宰治の生家「斜陽館」でかるた大会を行いました。
五所川原市の「斜陽館」で行われた太宰歌留多(だざい・かるた)大会には、金木高校最後の卒業生となる3年生17人が参加しました。大会はこれまで学校の体育館で開催されてきましたが、最後の大会として地元出身の文豪、太宰治の生家で行われることになりました。
使われるかるたは、地元のNPO法人が制作した太宰歌留多(だざい・かるた)で、「読み札」には、太宰が津軽地方を舞台に執筆した作品の文章を抜き出しています。
※札読み
「我ガ町ノ名物ハ競馬場トサイノ河原デアルコレバカリハ他町ニホコツテモ尚アマリアルモノデアル(綴方僕ノ町)」
※生徒
「先輩たちが築いてくれたかるた大会を終わらせるのは残念なのですが自分たちが誇りを持って残せられたなと思う」
生徒たちは最後の大会を惜しみながら白熱した試合を繰り広げていました。