安心して楽しむには?

──安心して楽しむには、どうすればよいでしょうか。

(大野さん)
「害虫やカビに頭を悩ませないために、持って帰った後に安心できる私のおすすめの処理をお伝えします。

【乾燥】
新聞紙などに広げ、屋外やベランダで数日乾燥。
鱗片が大きく開くのを確認してください。
この時、開きが悪いものは損傷しているものです。

【軽く振ってトントン】
まつぼっくりについた砂や枯草、ゴミなどをかるく払い、軽く叩いて表面や内部のゴミを落とします。

【熱湯処理】
汚れてもいいバケツに入れ、全体が浸かるよう熱湯を注ぎ数分。
浮くので重しを置きましょう。これで害虫やカビともおさらば。

※電子レンジは発火の危険や電子レンジへのにおいうつりのリスクがあるため避けてください。
※鍋での煮沸はヤニや匂いが付着するため食品用は非推奨です。

【再乾燥】
風通しの良い場所で数日乾燥。自然にかさがぱっくり開けば完了です。
このひと手間で、害虫・ダニ・カビのリスクはほぼ抑えられます。さらにまつぼっくりは燃料としても優秀です。アウトドア派にはよく知られていますが、まつぼっくりは優秀な着火剤です。松脂(まつやに)を多く含み、表面積が広く、空気を含みやすい。燃える条件がそろっています。

せっかくのバーベキューや焚火なのに着火剤を忘れた!そんな時は乾燥したまつぼっくりをさがして代用できます。

最初の火付きさえできれば、乾燥しているものは市販着火剤並みの着火力です。

(ただし室内使用では煙とヤニに注意なのと、まつぼっくり自体を燃やし続けると食品がマツくさくなってしまいます)

(東洋産業 大野竜徳さん)
「まつぼっくりは2年かけて作られた、種のための精巧なカプセル。
湿度に反応する、天然のスマートデバイス。足元のまつぼっくりにも不思議はいっぱい詰まっていますね。冬でも楽しめるクラフト材料や玄関飾り探しを楽しむのもいいかもしれませんね」