「山の中に行って殺す方法は教えていない」

 原田さんは『境界を越えて人里に出てくるクマだけを駆除すればいい』と訴えます。

 (原田勝男さん)
「山の中に行って殺す方法は教えていません。(クマが)山にいたっていいじゃないですか。“あの人ら”は“あの人ら”で山に住む権利を持っているんですから」

 一方で、罠にかかったクマを山にかえすことは絶対にありません。

 (原田勝男さん)
「かえしたものはまた戻ってくるんです。ですから『かえす』という言葉は、美しいようにも聞こえるけど残酷なんです。檻に入ったものはそのつど処理して、地域の安全を守る」

 ハンターとしての長年の経験から、ゾーニングの有効性を感じ、実践してきた原田さん。自治体は、クマが街に出没するたびに猟友会に頼るのではなく、そもそもクマが出てこないように事前に対策することが重要だといいます。

 (原田勝男さん)
「猟友会が鉄砲持って走って、俺から言わせたらバカみたいなもんだ。やっぱり計画的にやらないと。そういうところから改善していかないとクマ問題は解決しない」

 クマと人間が共生するためにはどうすればいいのか。ハンターたちも模索しています。