ツアーの後は「講義」です。

Peace Education Lab Nagasaki・林田光弘代表理事「平和の反対は、戦争ではなくて、暴力だと定義をしました。これ皆さんも何となく想像つくかもしれないですね。戦争がなくなっても平和になるわけではないんですね」

直接的な「暴力」だけでなく、「貧困」や「ジェンダー格差」など社会構造が生み出す見えにくい「暴力」。「男らしさ・女らしさ」といった価値観など「暴力」を正当化する文化に気づける目を養います。

また、こうした「暴力」をなくす取り組みによって企業が平和な社会に貢献している事例も紹介されました。

林田光弘代表理事「自分の会社で、福祉だとかジェンダーだとかに取り組むことと、戦争とか紛争っていうのがつながりが直接的には見えないようにも感じるんですけど、社会の中でこういう風に暴力と向き合うっていう視点を大人がたくさん持つことによって社会の空気全体が変わっていくんじゃないか」

最後に、自分や組織の存在意義「パーパス」を見つめ直します。

Peace Education Lab Nagasaki・鳥巣智行理事「あなたは、なんのために生まれてなにをして生きるのか」

これまでの自分の人生を振り返り、自分をつくっている原点や、大切にしている価値観などから自分の生きる目的を考えます。

生命保険会社勤務の男性「平和を起点に、自分の人生観だったりそういったことを考えるのって長崎だからこそできることだと思って」

学習塾経営の男性「自分がどんな目的に向かっていこうとしているかっていうことを確認できる機会だと思うので、すごく良い学びをいただきました」

会社経営の女性「戦争とか核とか、狭い平和しか、そういう話をするのかなと思ってたんですよね。だけど、もっと広いんだな、平和ってって思いましたね。暴力って言葉が強いから、ちょっと怖いけど、でもそのフレームワークでみんなが社会を1回考えてみるっていうことはとてもよいきっかけになるだろうな」

ピースフル・リーダーシップワークショップは今後、内容をさらに磨き、県外からも多くの大人に参加してもらえる「プログラム」を目指しています。

Peace Education Lab Nagasaki・鳥巣智行理事「テクノロジーが便利になればなるほど、自分は何のために生きているのかとか、自分は何をしたいのかということに対する問いってものは大きくなっていくと思うので、そこに対して、長崎に来て、歴史を学びながら、長崎で平和活動をしている若者たちと触れ合うことで、自分が何ができるかということを深く問い直す、そういう時間を作れるといいんじゃないかなと」

Peace Education Lab Nagasaki・林田光弘代表理事「このプログラムを終わった後の変化を集めていくっていうことがこれからにつながるんじゃないかと思うし、そのためにも続けていかないとそういう景色って見られないと思うので、僕らとしてはこれをどういうかたちで持続可能なプログラムにしていくのか」

長崎で新たに始まろうとしている大人向けの「平和学習」

参加者らの心に「平和の種」をまき、それが広がることでどのような変化が起きるのか今後に注目です。