2026年夏「軽EV」投入の勝算は?
BYDが次に狙うのは、日本の新車販売の4割を占める「軽自動車市場」の攻略だ。

2025年10月に開催されたジャパン・モビリティ・ショーでは、日本の軽自動車の規格に合わせ独自に開発した軽EV「RACCO(ラッコ)」を発表。開発期間はわずか2年で、2026年夏の発売を予定している。

<BYD 軽EV「ラッコ」>
▼高さ1.8メートルの「スーパートール型」
▼両側スライドドア
▼航続距離は、電池容量別に200km超と300km超の2タイプ
『BYDオートジャパン』東福寺厚樹社長(67):
「今まで日本の各メーカーが素晴らしい軽自動車を出しているが、それと遜色のない使い勝手の良さが“最初から担保されている”ので、実車で確かめてもらえたら」
――各社軽EVの価格帯を見ると、BYDなら“198万円”あたりに?

▼日産「サクラ」【259~308万円】/航続距離180km
▼ホンダ「N-ONE e:」【269~319万円】/航続距離245km
▼ダイハツ「e-ハイゼット カーゴ」【314~346万円】/航続距離257km
▼スズキ「Vision e-Sky」【価格未定】/航続距離270km

東福寺社長:
「なんとかそこまで行けるといいですが(笑)。やはり先輩方の素晴らしい軽EVがすでに日本で発売されてお客様にも受け入れられているので、少しでもお求めやすい価格帯が実現できないかということで今鋭意詰めている」
そもそも、日本特有の車種「軽自動車」に参入したのはナゼなのかー

1つは、BYDが掲げる<地球の温度を一度下げる>というブランドビジョン。日本で軽EVを増やすことは“脱炭素に向けた取り組みの一環”だという。
さらに、“軽自動車とEVの相性の良さ”もあるという。
東福寺社長:
「軽自動車では1日あたりの走行距離が40~50kmというのが普通なので、EVという少し限られたサイズのバッテリーを積んだ小さな車でも十分その距離は稼げる。何より家に帰ってきてコンセントに繋いでおけば夜間充電で朝になったら満充電という使い方ができるので、軽のEVはすごく使いやすいツールとして受け入れてもらえるのではと思う。また、ソフトウェアでどんどんアップデートすることができるので、そういう意味でも新しい軽を提供できるのではないか」
――軽への参入で、販売台数をどれくらいにしたいと?
東福寺社長:
「25年が3700台だったので、26年は軽を上積みすることで、何とかテスラが25年に達成した1万台を目指していきたい」














