『握力の弱い人』と『つけ爪をしている人』の悩みって・・・同じなんじゃないか?

今回は3つの班に分かれてワークショップを行っていました。

ある班で「『握力の弱い人』と『つけ爪をしている人』の悩みって同じなんじゃないか?」という発言がありました。

その班では、紙をめくるときに使う指サックがつけ爪をしていると着けづらいため、穴をあけて着けられるようにする、といった文具系商品の案が出ていました。

今回、取材していて気づいたのは、疾患や症状が違っていても、”悩みが同じ”ということです。

障がいや疾患の有無に関係なく、共通の悩みが発見されたり、同じようなものを便利と感じていたりしていました。

そういったことは、このようなさまざまな人が参加して交流する場でしか発見できないことだと思いました。

開発担当者だけで集まるワークショップは開発担当者だけの目線になる

ワークショップに参加した企業の開発担当者
「開発担当者で集まるワークショップというのは、やはり開発担当者だけの目線にもなり、考えが寄ってきちゃうところもある。
今日は立場が違うさまざまな方々が集まって議論することで、全然違う、先入観をとっぱらって話ができた」

「悩み事も自分の延長線じゃないですけど、例えば納豆のパックのカラシが開けづらいとかも、私も日々感じているけども、それをより大きく感じやすいとか、それぐらいの違いなのかなとか思ったりして、ある意味、近いなと感じました。当事者起点で全員に使えるモノを作ろうというのは、そういった視点から考えるのもありだと思いました」

企業の担当者たちも、今回のワークショップで気づいたことなどを持ち帰り、今後の開発に活かしていきたいと話していました。

今回のワークショップへの取材を通じて、病気や障がいの有無に関係なく、「人」主体の交流ができる世の中になっていってほしいと思いました。


(TBSラジオ「人権TODAY」担当:恒藤泰輝)