「無花粉スギ」の開発には長い年月がかかります。
まず、富山県で偶然発見された“花粉を全く飛ばさないスギ”と、東京都の精英樹(特に優れている個体)のスギとを交配させます。
2007年に植えたこの600本のスギを5年育て、成長に優れ材質がいいものを選び120本に絞り込みます。そのスギをまた5年育て、さらに60本と、どんどん減らしながら選抜していきます。

そして2020年、「無花粉スギ」の母樹が誕生しました。
『心晴れ不稔(こころばれふねん)』と名付けられ、現在1号~7号までの7本が育成されており、この母樹から「無花粉スギ」が量産されていくことになります。
東京都農林総合研究センター 緑化森林科の中村健一科長はー
「15年以上かかったプロジェクトなので、花粉症の方々に少しでも貢献できるよう最後までしっかり進めていきたい」と話しています。

気になるのは今後ですが・・・
東京都産業労働局農林水産部森林課 鐙美知子課長によると、都は、2030年頃には年間10万本の苗木の生産を予定しています。
国有地に関しては国次第となりますが、都有地では徐々に植え替え、私有地にも所有者と相談しながら植え替えを進めていく方針です。
(ひるおび 2026年2月16日放送より)














