不明管に腐食や劣化はなし

富山市は去年8月に県に対して、不明管の撤去など改善措置を講じるよう文書で指導。県は去年11月末に調査を実施。
不明管には腐食や劣化がないことを確認しました。
埼玉県で事故が起きた下水道管は、直径4メートルを超える鉄筋コンクリート製。
これに対し富山市の不明管は、直径20センチの塩化ビニール製。
管の素材や大きさに違いがありますが、道路陥没の危険性はないのでしょうか。
下水道管について詳しい専門家は――

日本下水道管路管理業協会 北村隆光常務理事
「八潮市の場合は硫化水素という下水の中にどうしても発生しやすいガスがあり、コンクリートを腐食させる性質がある。ただ塩ビ管というのは科学的には非常に安定しているものでなので、コンクリートの管に比べるとそういう問題(道路陥没)は起こりにくい」
不明管は塩化ビニール製のため腐食による事故のリスクは低いということです。
一方で――
日本下水道管路管理業協会 北村隆光常務理事
「本来入ってこないのが望ましい、本来入ってきてはいけないので、地下水が侵入しているってことは、やはりどこか問題があるかもしれないという懸念は持った方が良い」
夏場、大雨が降った際などにマンホール下のポンプが汲みきれないほどの水量が流入した場合、行き場を失った汚水がマンホールから溢れ出る可能性があるということです。
周辺住民が不安を募らせる地下に眠った不明管。
県は住宅の下に不明管が通っている一部の住民に対して個別に説明を行ったうえで市と協力しながら、夏場までに不明管に流れる地下水を止める応急工事を行う方針です。
今回不明管が見つかった富山市月岡西緑町の周辺を取材すると、周辺住民からは、道路陥没を懸念する声に加えて、「土地の価格が下がってしまうのではないか」という声も多く挙がっています。














