静岡県富士市を訪れたけど、富士山が見えなかった…そんなときに発行されるユニークな証明書があります。毎日姿を変える富士山の魅力を伝えようと、市の職員も情報発信に力を入れています。
<富士支局 杉村直美カメラマン>
「正午すぎの富士市内です。いつもですと、このあたりにきれいな富士山が見られるんですけれども、きょうは全く見えません」
あいにくの天気で富士山が見えない!そんなとき限定のサービスが富士市で行われています。
<富士山観光交流ビューロー 鈴木ちづるさん>
「富士山は女性の神様ですから、男前のお客様がいらっしゃると恥ずかしくて隠れてしまいますので、きょうは男前を証明します」
<韓国からの観光客>
「ありがとうございます」
東海道新幹線・新富士駅にある観光案内所では、「男前証明書」と、「べっぴん証明書」を富士山が見えなかった時に無料で発行しています。富士山は女性の神様という伝説にちなみ、「男前」の人が来ると恥ずかしくて姿を隠し、「べっぴん」の女性が来ると嫉妬をして隠れてしまうとしています。
<韓国からの観光客>
「嬉しいですね。いまめちゃくちゃ幸せです」「見えないのはちょっと寂しいですけど、こういう形でもここで見られるのはいいかな」
<富士山観光交流ビューロー 鈴木さん>
「富士山が見えない日にも、こういうように富士山を感じていただき、富士山の周辺を観光いただき帰っていただきたいと思います」
富士市の職員も毎日、富士山と向き合っています。
<富士市シティプロモーション課 鈴木博之さん>
「富士市役所では、毎日、富士市役所の8階から8時、12時、夕方の4時と3回富士山の観測をしています。富士山に雲がかかって見えなかったとか、反対で富士山がしっかり見えましたとか、一部が見えたとか」
富士市役所では、富士山の基礎データを集めるために、1990年から毎日3回、富士山がどのように見えるのかを観測しています。
<杉村カメラマン>
「今朝(10日朝)の富士山はいかがですか」
<鈴木さん>
「今朝(10日朝)はご覧の通り、ばっちりよく見えたという評価になります」
市のホームページに、去年1年間の観測結果をアップ。
そのほか、35年分のデータからわかったことも掲載しています。
<鈴木さん>
「夏よりは冬の方が富士山は顔を出しますし、夕方よりは朝の方が富士山は顔を出しますので、ぜひ富士山の観測データを生かしていただいて、富士市に訪れていただきたいと思います」
富士山が見えても見えなくても楽しめる。
日常に富士山がある富士市ならではの取り組みです。














