青森県の県南地方の伝統芸能をつなぐ、階上小学校の子どもえんぶり。
小学校は創立150周年の今年度で閉校することから、子どもたちは最後のお披露目に向けて練習に打ち込んでいます。

息のあった見事な舞を披露しているのは、創立150周年を迎えた階上小学校の子どもえんぶりのメンバーです。

地元の「鳥谷部えんぶり組」から週に一回、手の振りや足の運び方などを教わり、伝統をつないできました。

指導する人の中には自分が小学生の時に子どもえんぶりをやっていた人もいて、地域にとって大切な行事になっています。ただ、この伝統も階上小が今年度で閉校することから、一区切りつけることになります。

階上小学校 5年生 地代所 琉偉さん
「(閉校は)悲しいし、いままで平成元年からやってきた伝統が消えてしまうのが悔しい」

鳥谷部えんぶり組 地代所 喜一さん
「(閉校は)組としても悲しい。後継者をつないでいくのに、不安がある」

教職員も囃子方で参加して盛り立てるなか、練習を重ねてきた全校児童8人。2月17日に行われる「八戸えんぶり」の一斉摺りに参加し、気持ちを一つに練習の成果を披露します。

階上小学校 6年生 松川詠穂さん
「みんなで1つの演目を作り上げていくので、1人でも欠けると『あれ?』という感じ。8人そろっているから作れる階上小子どもえんぶりだと感じます」

階上小学校 橋本博子 校長
「間違ってもいいので、精一杯体中で感謝の気持ちと大好きなえんぶりを表現できたらいいなと。笑顔で終われたらいいなと思う」

子どもたちは閉校にあわせて、あらためてえんぶりに向き合い、その魅力と伝統の重みを肌で感じ取っています。