記者解説
ここからは平田俊一記者の解説です。
平田記者)
高市政権の高い支持率を背景に自民党が優位に選挙戦を展開した面もありますが、「オール沖縄」が結束できなかったことも大きな要因となっています。その象徴的な結果となったのが沖縄2区です。
中道の新垣邦男さんと社民の瑞慶覧長敏さん、単純に票数を足し上げると、当選した自民党の宮崎さんをわずかに上回ります。結果的に社民党が公認候補を擁立したことによって、照屋寛徳さんから約20年にわたって守り続けてきた議席を失うこととなり、社民党との間に遺恨が残るのは間違いないと思います。
「オール沖縄」の原点である腹八分、腹六分でまとまることができなかったわけですが、秋の県知事選に向けては出馬が有力視されている玉城知事のリーダーシップが問われることになります。
オール沖縄ではかねてから調整役の不在が指摘されてきました。玉城知事にその役割を求める声もありますが、今朝報道陣の取材に対して次のように答えています。
(記者)――知事が調整役になることは?

玉城知事:
「私がプレイヤーである以上、プレイヤーがそこに手を出していくというのは、私の政治信条からはなかなか考えにくいです」「政党と政党の調整は、政党と政党がそれぞれ責任者を立てて、お互いが調整をすると。誰かに委ねるということではなくてお互いが真摯に向き合っていくという姿勢がやはり有権者から見てもわかりやすい」
今回の衆院選の結果を受けて、玉城知事の求心力が低下するのは避けられないとみられ、オール沖縄が再び結束して県知事選を戦えるのか、課題は山積しています。
対する自民党ですが、これまでにない追い風で県知事選を迎えることになりそうです。自民党にとって今回の衆院選は大きな弾みとなりました。知事選に向け自民党は、那覇市の副市長を務め保守系の選考委員会で候補者に選ばれた古謝玄太さんを支援する方針で、古謝さんも県知事選をにらみ各選挙事務所に頻繁に顔を出していました。高市総理の高い支持率を背景に自民党は12年ぶりの県政奪還を狙うことになります。














