富山県JAグループと富山県乳牛協会、富山県牛乳事業協同組合がタッグを組み、12月24日から1月9日までの間、牛乳の消費キャンペーン「牛乳をモォ~1杯県民運動」を実施します。

キャンペーン期間中は、家庭で毎日1人1本、牛乳を飲んでもらうため、Aコープでの特売やJAグループの直売店でポスターやポップを用いて富山県産の牛乳をPRをします。

キャンペーン隊によりますと、富山県内で生産される生乳のうち、およそ3割を学校給食での消費が占めています。しかし、学校が冬休みになるこの時期も「給食と同じように家でも継続して富山県産の牛乳を飲んでもらいたい」としています。

JA全農とやまによりますと、バター不足が叫ばれた5年前に牛乳の生産量を増加しましたが、牛が搾乳できるようになるまで2~3年かかるということで、生産量が安定して増えたところでこのコロナ禍になり経営の危機が迫っているといいます。
今まではバターや脱脂粉乳に加工していましたが、
▼単価が安いこと、
▼加工品も在庫を抱えていること、さらに
▼物価高騰による飼料価格の上昇が、
追い討ちをかけているということで、在庫の廃棄を回避し生産者を支援するためにも消費者への協力を求めています。
富山県乳牛協会 青沼 光会長と
合同キャンペーン隊のみなさん:
「学校給食で飲まれていた牛乳を冬休み期間中もご家庭で飲んでください。牛乳をモー1杯、飲みましょう!」
