青森県内では津軽を中心に気温の上昇により雪解けが進み、被害が広がっています。県の最新のまとめでは、落雪などによる死傷者は152人に上り、建物被害は10の市と町に拡大しました。
河村庸市 キャスター
「この家に住む女性が雪かきをしている時に、屋根からの落雪でけがをしたとみられています。落ちてきた雪がいまも残されています」
5日午後1時過ぎ、青森市千富町1丁目で近くに住む人から「女性が雪に埋もれている」と通報がありました。消防によりますと、女性は体全体が雪に埋もれた状態でしたが救出されて病院に運ばれました。搬送時、意識はあったということです。
付近の住人は
「恐ろしいものだ。(女性は)一人暮らしで雪かきをいつもやる人。(体が)悪くなって、いま救急車や警察がいっぱい来た」
隣接する住宅の2階の窓ガラスも割れていて、屋根からの落雪の脅威がうかがえます。
また、4日夕方には黒石市で除雪作業をしていた80代の男性が屋根から落ちてきた雪に巻き込まれ死亡しています。
県の最新のまとめでは、この冬の大雪による落雪などでの死者は6人、けがをした人は146人に上っています。
また、建物被害が確認されたのは10の市と町で19件に拡大しました。このうちの1つが県の観測で積雪が1mを超えている黒石市です。
倉島彩能 記者
「黒石市にあるこちらの集会所は、雪の重みで崩れてしまい、柱やはりなどがむき出しになっていて、原形をとどめていません」
集会所があるのは黒石市道北町で、1日の夜、建物が倒壊しているのが見つかりました。年度内の利用はなく、今後解体する予定ですが、周辺の住人には動揺が広がっています。
付近の住民
「私には低い音で『どん』とした」
「青ざめました…。動揺しました」
「雪が少し積もったら下ろさないとだめだなと感じているはずです。私もその一人です」
観光客や地元の人が多く訪れる「弘前公園」では、マツやサクラの木の枝が雪の重みで折れる被害などが複数確認されています。
5日午後には、弘前公園の追手門付近で大型の建設車両を使って撤去する作業が進めれていました。
記録的な大雪で生活への深刻な影響に加え、建物や観光名所にも被害が広がっています。














