中国政府は、上海市民に限定して台湾の離島・馬祖島と金門島への旅行を近く再開すると発表しました。

中国政府は2019年以降、台湾への個人旅行を禁止したほか、新型コロナの感染が拡大した2020年からは団体旅行も禁止しています。

これについて、中国の文化観光省は4日、上海市民に限定して台湾の離島・馬祖島と金門島への旅行を「近く再開する」と発表しました。

旅行再開について、中国で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の陳斌華報道官は「平和、発展、交流を求める台湾社会の主流の民意に応えるものだ」と意義を強調。「民進党当局は民意に従い、様々な制限や禁止令を解除し、観光の正常化に向けて積極的な条件を作り出すことを望む」と述べました。

中国は共産党と台湾の最大野党、国民党の「国共フォーラム」を9年ぶりに開くなど、国民党との連携を強めています。

国民党の支持層が多く住む馬祖島や金門島などへの旅行を再開することで国民党を支援し、頼清徳政権をけん制する狙いがあります。