2018年に起きた奥田交番襲撃事件で殺害された警備員の妻が「県警の初動対応」に問題があったと訴えた民事裁判の控訴審が名古屋高裁金沢支部で始まりました。控訴棄却を求める富山県に対し、原告側は県側の「拳銃奪取の認識時期」を覆す可能性がある新たな証拠を提示しました。
中村信一さんの妻
「結果がどうあれ最後までいくつもりで最初からいるので。何とか裁判所に認めてもらって、警察にも『やっぱりあれじゃまずかったんだよね』っていうふうにやっぱり考えてもらわないと、この裁判の意味がないので」

事件は2018年6月に発生。元自衛官の島津慧大被告が富山市の奥田交番に押し入り、所長だった警察官を殺害。
奪った拳銃で奥田小学校で警備の仕事をしていた中村信一さんを殺害しました。

中村信一さんの妻
「なぜ主人が死ななければいけなかったのかと」
警察の初動対応を明らかにしようと、中村さんの妻は2021年に県を提訴。
110番通報を受理した県警通信指令課が適切に対応していれば、夫は殺害されることはなかったと訴えてきました。
去年9月の一審判決で富山地裁は「県警は中村さんが殺害される直前まで犯人が拳銃を発射する危険があったとは認識できなかった」などとして、原告側の請求を棄却。
この判決を不服として原告側は名古屋高裁金沢支部に控訴していました。

中村信一さんの妻(独自車内)
「(代理人弁護士が)本当にすごい証拠を一生懸命出しておられるんですよ。だからそれらを本当に見て聞いて真剣にこの事件に向きあってもらえれば、違う視点で判断できるんじゃないかと思うんですよ。一審の時とは。それを願ってますね」














