今回、衆議院選挙と同じタイミングで行われているのが津山市長選挙です。現職と新人2人が立候補し、人口減少問題や中心市街地の活性化などを争点に激しい論戦が繰り広げられています。

(玉置晃隆候補)
「津山市政、再起動です」

(谷口圭三候補)
「必ず津山を輝かせてみせます」

(光井聡候補)
「しがらみのない市政をつくる」

津山市長選挙に立候補しているのは、届け出順に、いずれも無所属で、元津山市総務部長で新人の玉置晃隆氏、現職で3回目の当選を目指す谷口圭三氏、医師で新人の光井聡氏の3人です。

津山市は、岡山県北の拠点都市ですが、人口減少の問題を抱えています。2005年の市町村合併で11万を超えていた人口も10万を割り込み、現在は約9万3000。

新人の玉置氏は、企業誘致や子育て支援の充実で、移住や定住を促進させたい考えです。

(玉置晃隆候補)
「第一子の保育料の無償化をはじめ、学用品の費用を段階的に軽減」

現職の谷口氏は、現在、実施している子育てや不妊不育治療の支援拡充を訴えています。

(谷口圭三候補)
「多子世帯応援給付金に、少し改良を加えまして、第一子からの支援をさせていただく」

新人の光井氏は、きめこまやかなサポート体制の構築で、若者の市外への流出を食い止めUターンを促進したいとしています。

(光井聡候補)
「仕事とか暮らしを両方とも、ちゃんと戻ってくるときにマッチングをして、必ず支援につながるそんな仕組みを作っていきたい」

人口の減少にともない失われつつあるのが地域の活力です。

玉置氏は、赤字経営が続く大型複合施設・アルネ津山に市の児童福祉機関などを移設し、人が集う施設へと再生させたいと考えています。

(玉置晃隆候補)
「子ども保健機能を移管し多世代の方々が交流できるコミュニティのとれる、そんな施設に蘇らせていきたいと思っております」

谷口氏は、現在、進めている区画や道路整備などを盛り込んだ活性化プランに自信をのぞかせます。

(谷口圭三候補)
「今ですね、中心市街地の活性化に関わる基本的なビジョンを作成いたしまして、来年度はいよいよ内閣府等とこのビジョンを具現化するためのアクションプランを策定していく」

光井氏は、地元企業と連携し若者たちのチャレンジ精神を刺激することで地域活性化の原動力にしたいと力を込めます。

(光井聡候補)
「今、津山にはいろんな高校の高校生がいるので、そういった方々に実際に津山で働くとか挑戦するとか起業する。そういった体験の場を作って、しっかり雇用とか人を確保していきたい」

また、市内で唯一の大学である私立の美作大学の公立化の是非も争点の1つです。少子化などの影響で学生の確保が難しくなり「今後の経営は困難」として、学校を運営する法人が市に公立化を要望。去年、開かれた有識者による検討会議では、「他の施策に対し、公立化が最も存続の可能性が高い」と結論付けられました。約1,000人の学生がもたらす経済波及効果は、年間で約19億円と試算されていて、谷口氏は、公立化の早期推進を掲げています。一方、公立とすることで、市の財政を圧迫するリスクも指摘されており、玉置氏と光井氏は、「大学の存在は不可欠」としたうえで、市民を巻き込んだ幅広い議論の必要性を主張しています。

今後の市政運営のかじ取り役を決める津山市長選挙は、今月8日に投票が行われ、即日開票されます。