日本バスケットボール協会(JBA)は2日、男子日本代表のヘッドコーチ(HC)であるトム・ホーバス氏(59)との契約を終了したことを発表した。

JBAによると「本件は、今後の代表強化に関しての方向性の相違によるもので、個人の責に帰すものでは無く、JBAとしての今後の方針に沿って総合的に判断し、契約終了の決定に至りました」と説明。「2015年に女子日本代表のコーチに就任されてから本日までのトム・ホーバス氏の日本バスケットボール界への多大なる貢献と成果に対し、心より敬意と感謝の意を表します」と、ホーバス氏の長年に渡る指導に感謝の意も綴った。

「大変残念ではありますが、代表チームのヘッドコーチとしての私の旅がここで終わりを迎えた」とコメントしたホーバス氏。2015年に女子日本代表HCに就任し、2021年東京オリンピックではチームを銀メダルに導いた。同じ年に男子日本代表HCに就き、2023年には48年ぶりとなる自力での五輪出場権を獲得、2024年パリ大会では11位となった。

日本での10年に渡る代表活動について「この10年間、男女両チームを情熱的に支えてくださったすべてのファンの皆さまに、心から感謝いたします。10年前、このような貴重な機会を与えてくださったJBAに深く感謝しています」と、ファン、JBA双方に感謝も述べた。

JBAは3日に、ホーバス氏との契約終了と今後の強化体制に関する記者会見を行う予定。

【トム・ホーバス氏コメント全文】

「大変残念ではありますが、代表チームのヘッドコーチとしての私の旅がここで終わりを迎えたことをご報告いたします。この10年間、男女両チームを情熱的に支えてくださったすべてのファンの皆さまに、心から感謝いたします。

皆さまの前向きな姿勢、忍耐、思いやり、ならびに温かいご理解は、これからも私の心に残り続け、支えとなるでしょう。10年前、このような貴重な機会を与えてくださったJBAに深く感謝しています。浮き沈みのある道のりではありましたが、決して変えたいとは思わない、かけがえのない時間でした。ありがとうございます。

スタッフの皆さんへ。これほど献身的なグループと共に仕事をしたことはありません。皆さんのバスケットボールへの愛と知識は本当に刺激的で、支え合い、築いた友情は一生の思い出です。ありがとう。

そして、日本バスケットボールの発展のために全力を尽くしてくれたすべての選手たちへ。皆さんを指導できたことは、私にとって大きな誇りです。皆さんの献身とたゆまぬ努力のおかげで、私たちは多くの成果を成し遂げました。女子チームでの東京オリンピック銀メダル獲得、男子チームでの沖縄でのワールドカップ指揮、そしてパリオリンピック出場権獲得は、その中でも特に誇るべきハイライトです。しかし、まだやるべきことは残っています。努力を続け、前向きな気持ちを忘れず、日々成長し続けてください。結果は必ずついてきます。お疲れ様です。」