1963年、志賀町の海岸で3人が行方不明になり、拉致の疑いがある「寺越事件」から来年で60年が経ちます。
先の見通せない日朝関係が続く中、解決を待ち続ける被害者家族らは、事件を風化させまいと活動を続けています。
北朝鮮による拉致の疑いがあるとされる「寺越事件」は、59年前、寺越昭二さんら3人が志賀町の海岸へ漁に出かけたまま行方不明となった事件です。
寺越さんの長男、昭男さんらが20日会見を開き、一日も早い真相の究明を求める声明を発表しました。

寺越昭男さん
「寺越事件は時効のない事件だと思っている。被害者家族が日本に帰ってくること、私の父(昭二さん)の遺骨が帰ってくることが事件の解決になる」
寺越さんらの声明は、20日の間に国の拉致問題対策本部に届けられます。