冬山遭難者の救助方法とは 雪で見えなくなった遭難者を見つけ出すカギは「ビーコン」という発信機
講習会では、いざという時の救助訓練も行われました。
北陸地方雪崩講習会 朴木孝之代表「レスキュースキルがある仲間といけばちゃんと救助できる事例もたくさんある」

雪崩発生時の捜索で重要になるのが、「ビーコン」という発信器です。ビーコンは、1秒ごとにパルス信号を発信する機器で、遭難者のビーコンから出る信号を頼りに雪に埋もれた人を捜します。講習会では、地上での講習で知識を深めてから、実際に雪の上での訓練が実施されました。

北陸地方雪崩講習会 田中誠さん「Zのようにジグザグに切りながら信号をどこで拾うか。信号を拾ったらビーコン上に距離と方向が出てくるのでそこに向かって進む。3メートルほど近づいたらそこからはビーコンをひざ下まで落として進み、表示される距離が一番短くなるところを探すとその付近に埋まっている」

ビーコンで遭難者の場所を見つけたら、プローブと呼ばれる長い棒を雪に差しながら遭難者の位置や深さを特定し、スコップで掘り出します。講習会での訓練は複数人で声をかけ合いながら行われていました。

北陸地方雪崩講習会 田中誠さん「グループで捜索するというのはグループを統括することが重要になる。リーダーをたてて役割分担をするなり、そこで捜索できるような状態なのかを確認することから始めてなるべく早く効率的にメンバーが動けるような形で捜索を進めるのが一番大事」

本番さながらの訓練を終えた参加者は。
参加者「先を読んでなるべく救出をぼーっと見ている時間を無くして何かできる事からやっていくというが重要だと思った」「滑走具を着けながら実際にレスキューすることが初めてだったので自分の思ったところにちゃんと滑っていくところとスピードをコントロールしてちゃんと正確にビーコン操作をするところは難しいと思った」

記録的な大雪で雪が積もり、冬山を楽しもうという人も増える中、雪崩の危険性も高まっていることに注意が必要です。
北陸地方雪崩講習会 朴木孝之代表「山に入る場合はきちんとした装備を身に着けてちゃんとした装備を整えて入ることは基本ですからそれを守っていただけたらうれしい」

気温が上昇したあとや雨が降ったあとは、積もった雪の表面が溶けていきます。そのあとに寒気が強まると積雪の表面が凍り、その上に雪が積もった場合は雪崩のリスクが高まることが予想されます。また、急斜面にたくさんの雪が積もる場合も雪崩のリスクが高まる要素になります。周りの地形や気象情報などを十分に確認しながら行動することが大事です。














