データが少ない「ニパウイルス」 治療薬やワクチンの現状は

出水キャスター:
脳炎の症状を伴うと、致死率が高いということですが、ニパウイルスの感染から脳炎に発展する割合などは分かっているのですか。

埼玉医科大学総合医療センター 岡秀昭さん:
正確なデータは分かっていません。また、「不顕性感染」があることは分かっていますが、割合は分かっていません。

「脳炎」の症状としては、基本的に頭痛が強くなり、さまざまな脳の症状が出てきます。

例えば、震え(いわゆる痙攣)や自分の意思に関係なく変な動きをしてしまう「不随意運動」、そして、おかしな言動、徘徊といった症状があるときには脳炎が疑われます。

井上キャスター:
今はない「治療薬」や「ワクチン」についても、複数の研究グループが作っているということですね。

埼玉医科大学総合医療センター 岡秀昭さん:
コロナ禍でもmRNAワクチンは割とすぐに開発されましたので、本腰を入れればそれほど難しいことではないのかもしれません。ただ、デング熱などでは開発に苦戦しているので、実際にやってみないとわからないと思います。

治療薬としては「アビガン」があります。また、ほかの一部のウイルス薬が“効く可能性”が示されていますが、本当に効くかどうかはまだデータがありません。

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<プロフィール>
岡秀昭さん
埼玉医科大学総合医療センター診療部長
日本感染症学会感染症専門医

令和ロマン 松井ケムリさん
お笑い芸人 1993年生まれ 慶應義塾大学法学部卒業
M-1グランプリ2023・2024 史上初の連覇達成