石川県津幡町で18日に発生した突風について、金沢地方気象台は当時、風速が40メートルに達したとする推定結果を発表しました。

気象台によりますと18日、活発な積乱雲が断続的に石川県を通過し、津幡町では、トタンがはがれたり、飛んできた物で窓ガラスが割れるなどの被害が13件確認されました。

飛んできた物で割れた住宅の窓ガラス=津幡町、19日

気象庁の機動調査班が19日、現地で調査を行いましたが、この結果、津幡町潟端と北中条でそれぞれ突風が発生していたことがわかりました。

割れた窓ガラスを板で応急処置した住宅=津幡町、19日

住宅の屋根が根こそぎはがれていたことから、気象台は、当時、風速が40メートルに達していたと推定しました。

突風の強さを表す日本版改良藤田スケールでは下から2番目の「JEF1」に当たり、石川県では2013年8月に能美市で発生した突風以来、9年ぶりの強さとなりました。

一方、突風が竜巻だったかどうかなど、突風の種類は特定できなかったとしています。