ノーベル物理学賞を受賞した東京大学卓越教授の梶田隆章さんが28日、富山の大学生に「科学の楽しさ」を語りました。
東京大学卓越教授 梶田隆章さん
「1つのことが発見されると、ほかの難問の解決の糸口が見つかるかもしれない。これもいわば科学研究の楽しさかと」
富山大学で特別講演を行ったのは、2015年にノーベル物理学賞を受賞した東京大学卓越教授の梶田隆章さんです。
梶田さんは、素粒子・ニュートリノに質量があることを発見しました。富山大学では特別栄誉教授を務めています。
演題は「科学の楽しさ」です。
梶田さんは、大学生や教職員らおよそ350人を前に、自身が大学院生のときから40年以上関わってきた、岐阜県飛騨市の地下実験施設カミオカンデでの経験を紹介。科学研究の奥深さを語りました。
東京大学卓越教授 梶田隆章さん
「陽子崩壊の実験として始まったカミオカンデを、太陽ニュートリノの観測のために改造し、その結果、超新星ニュートリノを観測している。ユニークな発想の大切さ、必ずしも科学の発展は直線的じゃないと学んだ」
今も現役で、今度は「重力波」の研究をしているという梶田さん。最後に研究者という仕事の魅力を学生たちに伝えました。
東京大学卓越教授 梶田隆章さん
「自然科学というのは、知の地平線を広げる仕事。いい成果ばかりが出るわけではありませんけども、本当に楽しく、大切な仕事で、人生をかける価値があるものだと私は信じております」














