警察施設を訪れた人から現金を盗んだ罪に問われている元警察官の男に対し、広島地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

判決によりますと元竹原警察署所属の巡査長、増本慎也被告(31)は、去年3月から6月にかけて、当時勤務していた大崎上島分庁舎の駐車場で、来庁者の財布や車内から現金約6万円を、分庁舎内の検査室では別の来庁者2人から現金あわせて約4万円を盗みました。

23日の判決で広島地裁の横井裕美裁判長は、「警察官としての立場や警察官に対する信頼を悪用した手慣れた犯行」と指摘しました。

一方で、「被害弁償を行い、示談が成立していることや、妻が更正を支えると法廷で証言していること、懲戒免職処分を受け、一定の社会的制裁を受けていることなど酌むべき事情もある」として、懲役2年・執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。(求刑:懲役2年)