富士通陸上競技部は23日、東京五輪マラソン代表の中村匠吾(33)の引退を発表した。現役最後となるレースは、2月22日の阿波シティマラソンとなる。

中村は2019年のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)で優勝。大迫傑らとともに東京五輪出場を果たした。

【主な戦績】
2016年 全日本実業団ハーフマラソン 6位(日本人1位)
2016年 世界ハーフマラソン 日本代表
2017年 日本選手権 5000m 3位
2018年 びわ湖毎日マラソン 7位(日本人1位)
2018年 ベルリンマラソン 4位
2019年 マラソングランドチャンピオンシップ 優勝
2020年 高根沢町元気あっぷハーフマラソン 優勝
2021年 東京2020オリンピック マラソン日本代表
2021年 ニューイヤー駅伝 優勝 4区 区間2位
2024年 北海道マラソン 優勝

■中村選手コメント全文

お世話になりました全ての皆さまへ
このたび、現役選手としての競技生活に一区切りをつけ、引退する決断をいたしました。
小学5年生のときに始めた陸上競技は、長い年月をかけて私の人生そのものとなりました。その競技人生の締めくくりを、富士通陸上競技部で迎えられたことを、心から幸せに思っています。
駒澤大学を卒業後は富士通に入社し、会社のご理解とご支援のもと、東京2020オリンピックまでは母校を練習拠点としながら競技に挑戦させていただきました。
その後、チームへ合流し、福嶋正総監督をはじめとするスタッフの皆さまのもとで、再び世界の舞台を目指した競技生活が始まりました。その中で、2021年のニューイヤー駅伝や2024年の北海道マラソンでの優勝など、忘れられない経験を重ねることができました。オリンピックの舞台を走れたことは、私の競技の大きな節目となった大会であり今も心に残っています。そして、世界の舞台を目標に富士通の仲間とともに挑戦し続けた日々は、結果以上に充実した、本当に楽しい時間でした。
競技人生を振り返ると、数えきれない出会いや経験の積み重ねが、今の自分を形づくってくれたと感じています。多くの指導者、チームメイト、関係者の皆さまと出会い、支え合いながら歩めた経験は、私にとってかけがえのない財産であり、私の競技人生の土台を築いていただきました駒澤大学陸上競技部の大八木弘明総監督をはじめ、これまでご指導くださったすべての指導者の皆さまに、心より感謝申し上げます。
また、これまで富士通陸上競技部のスタッフの皆さまには、競技面だけでなく、一人の競技者として、また社会人として成長するための多くの学びと機会を与えていただきました。富士通という恵まれた環境のもと、最後まで挑戦を続けさせていただいたことに、深く感謝申し上げます。
最後に、社員・ファンの皆さまからの温かいご声援は、常に私の背中を押してくれる大きな力となりました。本当にありがとうございました。今後とも富士通陸上競技部への変わらぬ応援をよろしくお願いいたします。
※写真は東京五輪の中村選手