250年以上の伝統を持つ青森県の浅虫温泉の老舗旅館。
後継者不在に悩んでいましたが、むつ市に本社をおく企業の代表に事業を譲渡して存続することになりました。
須崎蓮 記者
「江戸時代に殿様が入っていたとされるこちらの温泉は、事業承継で守られました」
事業を譲渡したのは青森市、浅虫温泉の旅館「柳の湯」です。
開湯したのは250年以上前で、弘前藩2代藩主が「柳の湯」と名付けたとされています。
木村家22代にわたって一族で受け継いできましたが、後継者がおらず、旅館は2024年から事業承継を支援する機関に相談していました。
これを受けて、2025年12月25日、木村裕一 当主からむつ市に本社を置く「東京堂」の内田征吾 代表へ事業が譲渡されました。
東京堂のグループは、文具や事務機器の販売などを行っていて、旅館の経営は初めてです。
東京堂 内田征吾 代表
「我々の既存事業である青森駅ビル店舗や、下北地域で行っている観光連携などをつなぐ重要なハブとなりえる事業。引き継いだバトンは、単なる一旅館の経営権ではない。それは江戸の昔より250年もの長きにわたり紡がれてきた地域の歴史そのもの」
「旅舘 柳の湯」の屋号は守られ、事業が譲渡されたあとも従業員13人全員の雇用が継続しています。
今後は、先代当主らをアドバイザーとし、伝統を守りながら近年増加する個人旅行にも対応した経営に取り組むとしています。














