上空に今シーズン一番の寒気が入っている19日の富山県内は、前日から断続的に雪が降っています。平地でも今シーズン初めての積雪となり、前の日からのスリップ事故が00件を超えています。
富山県内は冬型の気圧配置となり、18日夜から雪が降り続きました。各地の積雪は富山で20センチ、高岡伏木で31センチ、氷見で30センチなどとなっています。
記者:
「午前8時半ごろ、峠茶屋交差点前です。雪の影響か普段より車の渋滞が続いています」
朝の通勤通学の時間帯は車が渋滞し、富山地方鉄道の路線バスのうち富山市の呉羽や天正寺を通って富山駅へ向かう路線などで最大30分から40分の遅れが出ました。
路線バスを利用した男性:
「すごい遅れました。30分以上。次のあいの風富山鉄道に乗ろうと思ってるが(車両の)連絡がつかなくて。きょうはもう午前中仕事にならない。遅刻です」
路線バスを利用した男性:
「いつもは30分くらいで駅に着くのですが、きょうは1時間か50分くらい、かかっていて、きついですね」
富山市内では道路からスリップしたとみられる車も。富山県警によりますと、県内では18日午前8時半から19日午後4時までに131件のスリップ事故が発生し、9人がけがをしています。
また、富山市では今シーズン初めて最低気温が0℃を下回る「冬日」を観測し、富山県内ほぼすべての観測地点でこの冬もっとも寒くなりました。
一方、大雪が予想されていた山間部では。
記者:
「立山町の山間部、芦峅寺に来ています。こちら、あたり一面銀世界が広がっていて、実際に雪に足を踏み入れてみると、私の膝下あたり、30センチ程でしょうか、しっかりと雪が積もっていることがわかります」
積雪は立山町芦峅寺で38センチ、富山市猪谷で20センチなどにとどまりました。
雪かきしていた住民:
「ことし、まだ、序の口ですね」
「僕雪大好きなので待ちに待ったシーズンが来たってのはありますけど、やっぱりちょっと鬱陶しいなって思ったりもしてます」
「これ(除雪機)は初めて。私ももうだいぶ歳いってきてるから、昔は人力でやっ取ったけどね今はこういう機械でやらんと体力持たんから」
富山地方気象台によりますと、20日午前6時までに予想される降雪量は、いずれも多いところで平地で5センチから15センチ、山間部で10センチから20センチ。20日午前6時から午後6時までの12時間はほとんど降らない予想です。