“政治とカネ”は争点になる?

藤森キャスター:
政治とカネの問題もずっと言われ続けています。

企業団体献金について、例えば自民と維新は「透明性を強化する」と掲げています。「禁止」と言っているのは、参政・れいわ・共産。中道と国民は「受け手の規制を強化していこう」ということです。この辺りもいい加減決着してもらわないと困る。

真山仁さん:
ただ、この政治とカネの問題は、1970年代ぐらいからずっと続いています。国民は、「言ってもどうせどこかで抜け道を見つけて、変わらない」となってしまった。その間に日本がどんどん世界に沈んでいって、「未来は大丈夫なのか」「こんなところで子どもを育てたり、自分の人生を謳歌できるのか」という疑問を持ち始めている。ならいっそのこと、「ちゃんとやってほしい」という声に目を向けた方がいい。

政治とカネの問題も大事なことですが、「変わらないのなら変えられるものは何ですか」と聞きたいですね。

小川キャスター:
党幹部の方は、いわゆる裏金議員は重複比例を認める、非公認も回避ということで、禊は済んだという表現もありますが、これについてはどうお考えですか?

真山仁さん:
結果的にそれが禊なのか、それでいいのかということをどれだけの人が意識して投票するかということ。

日本の社会が安定していて、そこまで目を向けられるのであればいいですが、それよりも不安なことが多すぎると、「安心に」という気持ち向いてしまう方が現実的な気がします。

小川キャスター:
その中で真山さんが最も大事にしたい争点というのは?

真山仁さん:
未来は託せるか。選挙では、若い世代の人たちがどれだけ「日本で生まれてよかった」と思えるかどうかをちゃんと伝えて欲しい。そういう意味で「未来を託せるか」ということに注目したいと思う。

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<プロフィール>

真山仁さん
小説家 2004年「ハゲタカ」でデビュー
最新作は能登地震がテーマの「ここにいるよ」