高知県宿毛市出身の大相撲元関脇・豊ノ島の井筒親方が、18日、子どもたちを対象にした相撲大会を開きました。雪が舞う寒さの中、小さな力士たちが熱戦を繰り広げました。

18日午前10時過ぎの宿毛市。時折、雪が舞う中3年ぶりに「豊ノ島杯ちびっこ相撲大会」が開かれました。この大会は元豊ノ島の井筒親方が、子ども達にもっと相撲に親しんでもらいたいとの思いから始まりました。新型コロナの影響で去年、おととしと2年連続中止に。10回目の節目となった今回は宿毛市をはじめ土佐清水市や四万十市などから相撲クラブに所属していない幼児や小学生、およそ70人が参加。3人組の団体戦のほか、幼児、学年別の個人戦が行われ、土俵上で繰り広げられる熱戦に、観客から盛んな声援が送られました。

(参加者)
「負けて悔しかったけど楽しかったです。(Q.どんな時が楽しい?)構える時…、相手がどんな構えをしてくるか…」
「(Q.勝った時は?)うれしかったです」

(元豊ノ島 井筒親方)
「理想は現役のときに10回大会をやりたかったですけど、一生懸命やっている相撲を見るだけで涙が出てくるようで…うれしいですね」

取組の合間には“ちゃんこ鍋”が振舞われ、子ども達は“ちゃんこ”を食べて冷えた体を温めていました。