熊本県阿蘇市の牛舎建設をめぐる住民訴訟について、最高裁判所は前市長側の上告を棄却しました。

この裁判は、阿蘇市の畜産業者が「国の補助事業として行った牛舎建設への補助金交付を市が取り消したのは違法」と訴え、市に損害賠償を命じた判決が確定したことを受けて、一部の市民が「当時の佐藤義興市長に賠償金を支払わせるべき」と住民訴訟を起こしたものです。

一審、二審とも住民側の請求を認め、佐藤前市長に約8300万円を請求するよう市に命じていました。

阿蘇市は上告を断念しましたが、控訴人補助参加人として参加していた佐藤前市長が上告していました。

これについて、最高裁第2小法廷の岡村和美裁判長は、1月16日付で上告を退ける決定をしたということです。