高市総理は、高い支持率を背景にこの後、午後6時からの会見で23日の衆院解散を表明する見通しですが、野党は「中道(ちゅうどう)」を掲げて対抗軸を作ろうとしています。

19日午後、札幌の労働組合「連合北海道」の事務所に姿を現したのは、公明党北海道本部代表の佐藤英道さんです。

「連合」は、立憲民主党の支持母体です。

前回の総選挙までは、公明党とはしのぎを削ってきた間柄でしたが、新党「中道改革連合」の結成であいさつに訪れたのです。

公明党北海道本部 佐藤英道代表
「(新党の綱領には)連合が掲げてきた政策も入っている。十分に反映されているというお話をいただいた」

18日、道内選出の立憲の衆院議員全員が「中道改革連合」入りを決めましたが、気になるのは、国民民主党の動きです。

それは、17日、札幌で開かれた立憲・国民・連合・農連の4者会議で飛び出しました。

国民民主党道連 藤井和則幹事長
「臼木は(小選挙区に)立てます。それだけは言っておきます」

この4者は、連合を中心に野党連携を模索していますが、国民民主党道連は、政党支持率の高さを背景に、次の総選挙で道内の小選挙区に地盤を築きたい考えです。

このため、前回、比例単独で出馬した代表の臼木秀剛衆院議員は今回、小選挙区の立候補を模索しています。

国民民主党道連 臼木秀剛代表(18日)
「国会でお互い違う政策や考えでお互い議論をしていた当事者どうしが、選挙が近づいたからといって、くっついたり離れたりを繰り返すのは、国民のみなさまも違うんじゃないかなと思っている」

この動きを立憲・国民両方の支持母体、連合北海道は「受け入れがたい」のです。

また、公明票がそのまま上積みされるのか疑問視する声もあります。

前回まで、道内の自公連立の象徴区だった北海道10区の自民党の渡辺孝一さんです。

自民党 渡辺孝一氏
「日ごろの付き合いですよ。だからその付き合いを維持してやっていけば、多少(公明票は)離れるかもしれないが、選挙で名前を書くのは誰も見てないんだから」

渡辺さんは、これまで敵として戦ってきた立憲候補者の名前を公明党支持層は、感情論として書けないと見ています。

これに対し、立憲の神谷裕衆院議員は…。

立憲民主党 神谷裕衆院議員(17日)
「今まで戦ってきた相手とやることについて、やっぱり厳しく思っている人がいるのも事実。そういった中で、きょうの役員については少なくともご理解を頂けたのではと思う」

19日、「中道」の活動方針=綱領が発表されましたが、原発再稼働を容認する公明に配慮して、これまで立民が掲げてきた「原発ゼロ」には触れられませんでした。