代表作「イトハルカナル海ノゴトク」
「紅梅忌」に近い週末には、毎年、赤磐市が朗読会「永瀬清子の詩の世界」を開いています。
永瀬さんと交流のあった詩人、谷川俊太郎さんも登壇したことがありました。
筆者は2016年、その登壇のために赤磐市を訪れた谷川さんにインタビューしました。
谷川さんは、10代後半のころ、永瀬さんの代表作のひとつ「イトハルカナル海ノゴトク」に出会い、片仮名漢字混じりの、漢文調の強い調べに惹きつけられたことを話してくれました。
(谷川俊太郎さん/2016年)
「決して永瀬さんは自分の女性としての生活を呪ったりはしていなくてそこにまたすごく素晴らしい喜びや美しさを感じていた方なんですね。
生活と自分の書く詩がちゃんと一致してそれで力強いリアリティを持っている詩人というのは残念ながら女性の永瀬さんしかいないという風に思っています」
2024年に亡くなった谷川さんは、その前年「谷川俊太郎選 永瀬清子詩集」(岩波文庫)を出しています。
朗読会では、その詩集に掲載され、谷川さんが特に好きだったという「イトハルカナル海ノゴトク」や「グレンデルの母親は」などを中心に数篇を朗読し、谷川さんや、永瀬さんのご家族に取材した時のエピソードなどを紹介しました。
次回の朗読会は、3月28日(土)午後2時から「詩人 永瀬清子とハンセン病文学の読書室」で開く予定です。














