福島県いわき市の「アクアマリンふくしま」で、世界の水族館で唯一展示されていた「バショウカジキ」が19日朝、死んでいるのが確認されました。
バショウカジキは、高速で泳ぐことや、傷つきやすいことから採集や搬送、飼育が難しい魚です。
アクアマリンふくしまではこれまでに、2008年に13日間、2009年に75日間、2020年に55日間の飼育展示に成功していました。
今回は、今年9月26日に新潟県の佐渡島沖で採集され、27日に展示を始めてから84日間と、世界最長の飼育日数となりました。
バショウの葉に似ていることからこの名前になったと言われ、広げると体と同じぐらいの大きさになる「背びれ」と、角のような長い上あごが特徴です。
搬入時には70センチほどだった体長は、83.3センチまで成長したということです。