「煎茶需要減」で紅茶畑“10倍増”

埼玉県・入間市にある老舗茶農家『清水園』に行ってみると、一面に広がる茶畑の「同じ茶の木から紅茶・煎茶を作っている」とのこと。

実は、煎茶と紅茶の違いは「作られる工程」です。

茶葉を摘んだ後、すぐに蒸して発酵を止める「煎茶」に対して、「紅茶」は一晩しおらせてから茶葉を揉み、発酵させることで香り・色合い・甘みを生み出すといいます。

地紅茶学会によると、和紅茶の産地数は2008年(95か所)⇒25年(1093か所)と15年で約10倍に。背景には何があるのでしょうか?

『清水園』清水知弥さん:
「煎茶を急須で飲む人が減ってきたというのは、どうしても時代の流れ。私たちの畑を守るために、その分を紅茶に回している」

清水園では、煎茶需要の減少を補うため名産の「狭山茶」で和紅茶づくりをスタート。試行錯誤を重ね約8年で、「国産紅茶グランプリ2025」で準グランプリを受賞するほどになりました。

ブランディング化された和紅茶は、時期に関係なく高価格で安定した収入も見込めるといいます。

『清水園』代表・清水知弥さん:
「煎茶にしてしまうと安いけど、紅茶にすれば大体4倍くらいで売れる。お茶業界は厳しくなっているので、和紅茶が将来的に“お茶の産業を支えるひとつの柱”になるのではと思って頑張っていく」

(THE TIME,2026年1月13日放送より)