地盤沈下で工事中断…町には「新しい井戸」が
(柳瀬晴貴記者 1月10日)
「大湫町を見下ろす山の斜面に、近隣住民が使う井戸が設置されました」
これまでリニアのトンネル掘削工事の影響が認められた岐阜県瑞浪市大湫町で、住民が使う水に異変が起きたのは2年前のことでした。
(瑞浪市民 2024年5月取材)
「見てごらん、底が見えるかな。一番多い時でこの下の1メートル10センチくらいの場所に水面があった」


大湫町ではトンネル工事が進むにつれ、現場周辺で井戸やため池の水位が低下、そして、地盤沈下も確認されたのです。最大の地盤沈下は10.9センチ…このためJR東海は工事を中断。トンネル掘削を再開する際は、住民の理解を得た上で検討するとしていました。そして…
(JR東海 担当者)
「こちらの地下にポンプがあり、そこからくみ上げて管を通って水が流れていくという形になります」
1月10日、大湫町内には新たな井戸が整備され、JR東海が住民向けの説明会を開きました。井戸の深さは151メートル、周辺の住宅35軒に水を供給できるというものです。JR東海は「周辺の水源への影響はない」と説明しました。

(近隣住民)
「ちょっとは前進した。今まで『水がない』と言う状況になっていたのだが、ここで水をある程度供給できるので、ちょっとはいいのではないか」
(近隣住民)
「水をくみ上げても、出ていく水は全部出ていっている。その水については何も手つかずで(対処せず)自分たち(JR側)でくみ上げて皆さんに使ってもらう。根本的な解決にはならない」
JR東海によりますと、新たな井戸は今後水質検査を行い、来月上旬頃に使えるようになるということです。しかし現在もトンネルの掘削工事は行われておらず、再開のメドはいまだ立っていないということです。














