“解散検討”高市総理の思惑は?
星浩さん:
大きく言うと、解散の理由は二つあると思います。
一つは、内閣支持率が高いので、支持率が高いうちに解散すれば自民党に勝機があるのではないかということ。
もう一つは、国会で行われる衆議院の予算委員会というのは立憲民主党の枝野氏が委員長で差配していますので、非常に厳しい追及が予想されます。

例えば、▼高市総理の“台湾有事発言”など日中問題、▼自民党議員が過去に旧統一教会に関与(一部報道)、今まで出ていない事実が明らかに。これはどうも韓国側で統一教会内の文書が出て、それに自民党議員の関与が出ていると。それから▼維新議員の「国保逃れ」など、予算委員会(での追及に高市政権が)持たないという判断で予算委員会に入る前に早期解散に打って出ようという判断が働いたとみられます。
小川キャスター:
野党からは批判が相次いでいますが、この解散について与党内では根回しは進められていたのでしょうか。
星浩さん:
今回の特徴は、麻生副総裁や鈴木幹事長には報道前に伝えず、維新の吉村代表には報道前日に解散を示唆していたということです。

自民党の中で、高市総理が麻生副総裁から距離を置き始めたのではないかという点からすると、自民党の中での力関係が変わってくるという可能性もありますね。
藤森キャスター:
そんな大事なことを副総裁や幹事長に言わずに、他党の連立パートナーには言うなんてことはあるのでしょうか。
星浩さん:
今までのケースではほとんど考えられません。むしろ幹事長が主導して解散を仕切ったというケースは、小沢一郎氏や金丸信氏の時代にありましたが、今回は幹事長・副総裁が蚊帳の外だったというのも、非常に異例中の異例です。
藤森キャスター:
今後の党運営にも大きく影響するのではないかと思いますが、想定される選挙の日程を見ていきましょう。

▼1月27日公示・2月8日投開票、▼2月3日に公示・2月15日に投開票という二つの日程が想定されます。
星浩さん:
これからの政府側の判断になると思います。予算成立になるべく影響を与えたくないとなれば早期解散となり8日投開票、そうは言っても準備が必要だとなれば15日投開票ということになると思います。
小川キャスター:
星さんの見立てでは、衆院解散するのでしょうか。
星浩さん:
解散を高市総理は事実上容認しており、ここで見送れば高市総理のリーダーシップに疑問符がつくことになるので、ここは踏み切らざるを得ないという局面に入っていると思います。
高市総理は数日間、この問題について全く言及していませんから、どこかの段階できちんと説明して欲しいと思います。
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<プロフィール>
星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
政治記者歴30年 福島県出身














