空気の乾燥が続く中、インフルエンザに再感染する人が増えています。
対策のひとつとして「加湿」をする際のポイントをお伝えします。

インフルエンザ“再感染者”増加

都内のクリニックでは、この1か月ほどでインフルエンザに“再感染”する患者が増加しています。
B型に感染した後、A型に感染したケースや、1か月の間に2回インフルエンザにかかったケースもあるそうです。

いとう王子神谷内科外科クリニックの伊藤院長は、「乾燥と冷気によってインフルエンザウイルスそのものが強く、長く生き延びている。低い湿度が大きな原因になっている」と話します。

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長:
今年は、シーズンの始まりが早かった。シーズンが長くなると、1回ピークを超えても冷たい乾いた空気が続き、2回目の感染が起こりやすくなっているのかなと思います。

感染を防ぐには「乾燥対策」が重要

伊藤院長によると、感染の防止に重要なのは、【のどを潤す】【加湿】の2つです。

のどの細胞の表面には「線毛」と呼ばれる構造があり、粘液で覆われています。どちらもウイルスの体内への侵入を防ぐ働きをしています。
ところが乾燥が続き粘液が乾くと、線毛が傷つきウイルスを排出する機能が低下してしまいます。これによりウイルスが体の中に入りやすくなってしまうのです。

伊藤博道院長:
口の中を湿潤にすることが、ばい菌やウイルスを排除する線毛の働きを維持するためにとても大事ですから、こまめな水分摂取はぜひやっていただきたいと思いますし、私もやっています。

また、インフルエンザウイルスは多湿に弱いことが分かっています。
湿度40%未満では半数以上が生き残るのに対し、湿度50%では大幅に減少するという研究もあります。