県立山口農業高校の生徒たちが育てた農産品や加工品などを集めた即売市が、山口市の中心商店街でありました。

「ありがとうございましたー」「ホウレンソウとトマトももらっていいですか」
「山農マルシェ」は、山口農業高校の生徒が学んでいることを多くの人に知ってもらおうと企画されました。
80センチはあろうかという特大のダイコンが150円などもうけなしの価格で販売され、早い人は開始の2時間前から並ぶほどの人気です。

買い物客「珍しい。こんな緑のトマトなんか見たことないし。ほんとうれしい。ありがとうございます、よかったです来て」
学校を開放して年に一度行われる「農業祭」は、新型コロナの感染拡大で3年連続で中止されていて、生徒らは消費者とじかに向き合う機会に真剣な表情で取り組んでいました。

生徒「ほんとに農高に入ってよかったなって思ってます。皆さんが楽しそうにお買い物されているのがうれしい」

値段や接客の方針などは生徒自身が決めたということで、中心になった3年生はこれから進学や就職の準備に入ります。