人生最大の試練を乗り越えて

前回大会、2022年北京五輪の混合団体では人生最大の試練が訪れた。「スーツの規定違反」で髙梨の1回目の記録が無効となり、日本は4位。混合団体のメダルを逃した。

髙梨:本当に申し訳なさ…辞めようかどうか迷った年だった。ただ、辞めて謝罪ができるのか…。いまだにこの競技をやっていることが正解なのか考える時もありますしわからないですけど、何か自分がスキージャンプ界にできることがあるなら続けたいなと思いました。

髙梨選手

幼い頃から、常に周囲への感謝を口にしていた髙梨。4回目の大舞台で伝えたい思いがある。

髙梨:周りのひとたちの支えがあるからこそ今こうしてジャンプを続けられていますけど、それが原動力になっている。結果で恩返しがしたい気持ちはこれまでよりも一層強くなったと思います。表彰台に乗って金メダル級の恩返しができたらこれまでやってきた意味があるのかなと思いますけど。まずは与えられるパフォーマンスを目指して自分のテクニックを磨いていきたいと思います。