スキージャンプの髙梨沙羅(29、クラレ)が自身4回目となるオリンピック出場を目指している。17歳でソチ五輪(4位)に出場し、平昌大会(2018年)では銅メダルを獲得するなどスキージャンプ界を牽引してきたが、前回大会では混合団体でスーツの規程違反による失格を経験。葛藤を乗り越え現役続行を決め、“4年後”へと 進んできた。髙梨が10代の頃から取材を続けるシドニー五輪マラソン金メダリストの高橋尚子さんがミラノ・コルティナ五輪(2月6日開幕)への思いを聞いた。

4回目の五輪へ

29歳の冬、髙梨は自身4回目となる五輪出場を目指している。7年前の平昌大会では日本女子ジャンプ初の銅メダルを獲得、W杯の通算勝利数「63」は男女を通じて世界一の記録だ。

高橋尚子さんと髙梨選手

髙梨は4年前からスロベニアに練習拠点を置く。世界最大規模のスキージャンプ施設を有し、スキージャンプの“聖地”と言われている。

高橋:スロベニアに一人でいることが信じられない。言葉はどうしているんですか?

髙梨:スロベニア語がメインなんですけど、大体の人が英語をしゃべったりする。どちらも喋れないんですけど、なんとか伝えながら生きています。

高橋:スロベニアに行ってでも、スキージャンプが上手くなりたい、もっと伸ばしたいっていう・・・

髙梨:そうですね。強い選手がたくさん出るので、そこで練習することで刺激をもらいながら、自分のテクニックを磨いていけると思いながら、過ごしています。