今年の出来は、メロンの甘さにも負けないといいます。
今月22日の冬至に向けて、山口県山口市特産の「阿知須くりまさる」が出荷されました。

「阿知須くりまさる」は山口市阿知須の特産で、強い甘みとなめらかな食感が特長です。
冬至向けの出荷はきょうからで、JAや農家の人たちが色や大きさを確かめ、箱に封をしていきました。
この時期の「阿知須くりまさる」は甘みを蓄えさせるよう、1本のツルに実を1つだけにして育てています。
今年は台風で茎が折れるなどの被害が出ましたが、その後は日照に恵まれ、甘くて大きなカボチャに育ったということです。
冬至にはカボチャを食べて無病息災を祈る習わしから、この時期に出荷されています。

JA阿知須カボチャ生産組合の組合長「阿知須くりまさるを、コロナを打ち負かす気持ちで食べてもらい、来年もよいお年を迎えていただくと幸せ」

糖度は十分で13度以上、高いもので16度を超えてメロンに負けない甘さということです。
「阿知須くりまさる」は10トンが出荷され、あさってには県内のスーパーの店頭や地元の「道の駅きららあじす」などに並びます。