2027年秋に地震前の7割の客室数に 雇用守る覚悟

2027年秋、新たに建てた建物でも営業を始めれば、客室は合わせて48室、ようやく地震前の7割となります。それまでの間、限られた客室での営業と給与全額の支払いを迫られる美湾荘。しかし多田さんは銀行から借り入れをしながら従業員およそ60人を守り抜く覚悟を決めました。

多田さん
「建物と人が全てというところがある。やっぱり今まで培ってきたお客様に対するホスピタリティとかこの土地に対する愛情とかがお客様に出てくるものなので、人がそっくりそのまま入れ替わったらそれはもう和倉温泉じゃないと思う」