無菌室の中で消えた夢

ある日、耐えられないほどのだるさと関節の痛みで病院へ向かいました。しかし、採血結果を見た医師はすぐに紹介状を書き、その日のうちに車椅子でさまざまな検査を受けることになります。

目が覚め、そばにいた父親に「いつ帰れる?」と尋ねた三木さんに返ってきたのは

「当分は帰れないんじゃないかな」

という言葉でした。

告げられた病名は、急性白血病。約1年間の入院が必要となり、三木さんにとっての『普通』が崩れていきました。1ヶ月後の国際コンクール、2ヶ月後の修学旅行。楽しみにしていた全てが消えました。

そして何よりも、バレエができません。バレエ一筋だった三木にとって、それは夢の崩壊を意味しました。