26日、北海道函館市にある会社がニセの社長からのメールをきっかけに、約4980万円をだまし取られました。

警察によりますと、26日、函館市内にある会社に、この会社の社長を名乗る者から「業務上の必要により、SNSアプリのグループを作ってほしい」「参加用のQRコードをメールで共有してほしい」などとメールが届きました。

メールを見た社員が、指示に従ってSNSのアプリでグループを作成。

その後、社長を名乗る者がグループトークで「別の会社から入金があるが、まずは4980万円を送金してください」などと早急に送金するよう依頼すると、これを信じた社員が、インターネットバンキングで指示された口座に約4980万円を送金したということです。

送金後に不審に思った社員が、社長を名乗る者のメールアドレスと、実際の社長のメールアドレスを確認したところ、違うことに気づき、警察に被害を申告しました。

詐欺事件として捜査している函館西警察署

警察は、特殊詐欺事件として捜査を進めるとともに、警察相談専用電話「#9110」に連絡するよう呼びかけています。