ことし初めにかけ発生が相次いだ鳥インフルエンザの影響で、たまごの平均価格が過去最高値となっています。

JA全農たまごによりますと、12月の東京地区のたまごの平均卸売価格は、Mサイズ1キロあたり345円となりました。

去年より55円高く、統計が始まって以来、12月としては最も高くなっています。

去年の秋からことし初めにかけ発生が相次いだ鳥インフルエンザの影響で多くのニワトリが殺処分され、たまごの供給量が減少しました。

供給が回復しつつある中でも、おでんなど冬の需要が増え、価格を押し上げているものとみられます。

今シーズンも全国で鳥インフルエンザが発生し、すでに350万羽以上が殺処分の対象となっていることから、たまご価格への影響が長引く可能性もありそうです。