「19.2秒」の弁明

議長らに対する「卒業証書」の「チラ見せ」については、田久保氏は具体的な数字を示して否定しました。

田久保市長(当時)※8月 百条委員会)
「報道にあるような『チラ見せ』の事実はありません。約19.2秒ほど見ていただいたと記憶しています」

この発言に市民からは「(数字が)細かいなと思いました」「伊東の市民をなめてるよ、あの人は。伊東、恥ずかしいよ」といった声が上がりました。

混乱の代償は「約1億円」

不信任決議を受け議会を解散させたことに伴う10月の市議選と、その後の失職に伴う12月の市長選。かかった費用は合わせて約1億円に上ります。

田久保氏は対外公務を相次いで欠席し、定例会見では記者の質問への回答を拒否することも。市には苦情などの問い合わせが1万件以上寄せられました。