「野村」から、精子を提供してから「報酬を出金するには専用のサイトに登録し、指示に従いながら手続きをする必要がある」などと説明された男性は、専用のサイトでドナー登録とされる手続きをしました。これは詐欺のための偽サイトだったと見られます。

すると「システムに不具合が生じた。システムの修繕費用を振り込んで欲しい」と要求され、男性は今月4日に10万円、5日に30万円と78万円の計118万円を、指定された複数の個人名義の口座に市内金融機関のATMから振り込んで騙し取られました。

その後も「さらにシステム障害があり修繕費用200万円を振り込んで欲しい」とメッセージが届いたため、不審に感じた男性が松江警察署に相談して被害が分かりました。

警察では、SNS上で知り合っただけの人を簡単に信じないことや高額の報酬の儲け話などを勧められたら詐欺を疑うよう呼び掛けています。