1978年(昭和53年/午年) 都市部を襲う「見えない嵐」

高度化した都市機能が意外な形で牙をむいたのが1978年です。2月、東京都内の荒川鉄橋上で、走行中の営団地下鉄(当時)東西線が突風により横転・脱線。「電車が風で倒れるはずがない」という当時の常識が崩れた瞬間でした。

横転した営団地下鉄(当時)東西線。クレーンで吊り上げられた東西線。復旧工事の様子。

1990年(平成2年/午年)流行語になった「気象観測史上(はじめて…)」

あまりに多くの記録が塗り替えられた1990年。新語・流行語大賞に「気象観測史上はじめて…」という言葉がランクインしました。
中でも衝撃的だったのは、12月という異例の時期に千葉・茂原市で発生した日本最大級の竜巻です。住宅を基礎から破壊し、車を空へ舞い上げたこの猛威は台風だけでなく、局地的な「突風」のリスクが日常にあることを突きつけた出来事でした。

1990年の新語・流行語大賞の授賞式には気象予報士・森田正光氏が登壇。/写真下:1990年12月、千葉・茂原市の竜巻被害。