2026年は午年(うまどし)。過去の午年の天気を振り返ってみると、そこには「穏やかな放牧地の風景」とはかけ離れた、まるで荒れ狂う暴れ馬のような気象災害の数々が記録されていました。
来たるべき午年は果たしてどのような空模様となるのでしょうか?(アーカイブマネジメント部 萩原喬子)

1954年(昭和29年/午年)現代の防災へつながる「原点」
1954年(昭和29年)は、日本の防災体制を根底から変えた激動の1年でした。5月には「メイストーム(5月の嵐)」の語源となった猛烈な低気圧が発生。さらに9月には、日本海難史上最悪の惨事となった「洞爺丸台風」が襲来しました。急速に発達する低気圧や台風などに当時の予報が追いつかず、多くの命が失われた教訓から、気象レーダー網の整備が急速にすすめられることになります。
また人々の防災意識の高まりに応えるように、電話予報サービス「177」の試験運用が始まったのもこの年でした。(1955年1月1日から全国でサービス開始、2025年3月31日にサービス終了)
1966年(昭和41年/午年)常識を覆した「猛烈な風」
「第2宮古島台風」が日本の風速記録を塗り替えました。
観測された最大瞬間風速は85.3m/s。時速に直すと約307kmという、新幹線並みの暴風です。強固なコンクリート建築すら破壊したこの風は、日本の建築基準を見直させる転機となりました。














