名古屋市内の商店街にある豊臣秀吉像の首が折られた事件で、警察は器物損壊の疑いで愛媛県警の警察官らを書類送検する方針です。

この事件は今年8月、名古屋市西区の円頓寺商店街にある豊臣秀吉像の首が折られていたものです。秀吉像は強化プラスチック製で、12年前に設置されました。

事件に関与した疑いがあるとして浮上したのが、愛媛県警の男性警察官と名古屋市西区の男性。警察は器物損壊の疑いで書類送検する方針であることが、捜査関係者への取材で分かりました。

男性警察官は8月19日の夜、秀吉像の頭部を両手でつかんで回し、首の部分を折った疑いが。西区の男性は、その4日後に頭部を蹴り落とした疑いがもたれていて、2人に面識はないとみられます。

また、男性警察官は出張で愛知県内に来ていて、酒に酔っていたとみられています。

商店街の人
「どうして壊すのかなっていう憤りがある」

記者
「破壊された秀吉像は現在、修復中ということですが、今はブルーシートに覆われていて、その姿は見えません」

商店街によると、秀吉像の修復には23万円ほどかかり、年内に完了する予定だということです。